約束のゴール投稿者:
てっちゃん
投稿日:2019/11/13(Wed) 15:17
No.869 |
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今回の目標は「決して自らゴールを諦めない」。これは、昨年リタイアした後の反省会で、今年の2月に亡くなられたO森さんと交わした約束だ。途中関門の通過が絶望的でも、主催者に止められるまでは走り続ける・・・その事だけを意識してスタート。
夢グレに備えて、ダイトレ1回、六甲半縦走2回と山歩きだけは多少準備してきたが、その他は全く練習不足。子供たちには「4日の夕方に鉄人28号の前で待ってるね~」とは言われたが、夢グレはそんな生易しいものでないことは、過去2年のリタイアで十分身にしみている。スタート直後の厳しい山、睡魔との激しいバトルを繰り広げた宇治~石山寺のアップダウン、そして精神力を試すかのような単調な河川敷など、数多くの困難が待ち構えているが、自分が出来ることは、過去の経験に基づく計画を信じて、無理せず走り続けるのみ。
法隆寺の関門は昨年よりも約25分早い17時3分、石山寺は4時39分、中間点の宝ヶ池は10時32分と、関門時間に追われつつも通過。中間点を過ぎる頃には少々の登り坂でも全く走れなくなるが、気力のみで歩を進める。CP15花の寺の手前、桂坂の住宅街入口に設営されているエイドへの到着が13時51分。ほぼ、事前の想定通りだ。ここは、昨年リタイアを宣言した場所。計画通りに走られたとしても、スパワールドへの到着は関門ぎりぎりの計算。しかしながら、その足が残っていない。以前、しぶしぶさんが言っていた、「やれなかったのか?、やらなかったのか?」という言葉が頭を駆け巡るが、O森さんと交わした約束を果たすためには前に進むこと以外選択肢はない。 ところが、CP15の花の寺を通過してから奇跡的に体力・気力が急回復。O森さんの夢グレ完走への思いが乗り移ったかのように走れるようになる。それでもレストステーションであるスパワールドへの到着は予想通り23時44分と関門ぎりぎり。ぎりぎりではあるが関門を越えたことによって最終日まで参加の権利を確保。
2時に再スタートするつもりで、スマホのアラームを1時20分にセット。念のためにと1時45分にもセットしておく。1回目のアラームでちゃんと起きてスヌーズOFFの処理まではしたものの、あまりの疲労にその場で意識を失い再び睡眠へ・・・。 2回目の1時45分のアラームで我に返り慌てて準備し始めるが、思うように体は動かず、2時17分にようやくナビさん、マリリンさんの待つ1階玄関に出る。 2時20分に花の寺から一緒に走ってきたE藤さん、余裕のあるキリンさんとスパワールドを再出発。疲れた体に鞭打って、天保山渡船の始発時刻6時30分を目標に深夜の大阪の町へと走り出す。
そして、6時34分。天保山渡船を降りてから約22キロ先の芦屋公園の関門に向けて“渡船場ダッシュ”というサバイバルレースの始まり。 ここに来て、キロ8分半のペースを維持するためには、“足が痛い”、“しんどい”などと無駄口を叩く余裕など無く、ただひたすら走るのみ。走りに余裕のあるキリンさんのピッチに合わせて足を進めるが、それも1時間で限界。 視界の遥か先にE藤さんの黄色のシャツが見え隠れするなか、時計とにらめっこしながら芦屋公園を目指す。しかし、走れど走れど芦屋公園はおろか、芦屋市にも着かず、時間だけが刻一刻と関門時間に近づいていく。 ようやく公園手前の突き当たりを視界前方に確認したのが9時20分。そして芦屋公園の関門到着は、関門時刻4分前の9時26分。ほぼ同時に芦屋公園にたどり着いたE藤さん、Y上さんと共に六甲山頂を目指して9時40分に出発。
六甲山頂への登山道は、好天に恵まれたおかげでハイキング客で大渋滞。なかなか前に進めない中、疲労困憊で足も上がらない上にガス欠になり、足が動かなくなる。ようやく六甲山頂の下にある一軒茶屋に到着したのが12時33分。エイドでエネルギー補給している時間的余裕は皆無なのだが、ガス欠の身では走ることも出来ず大急ぎで食事をかき込む。エイドスタッフへのお礼満足にできないまま、とにかく山頂のチェックポイントに向かう。
六甲山頂到着は12時46分。次の摩耶山頂の関門までは1時間44分しか残されていない。過去2回完走したときの摩耶山頂までの所要時間が1時間50分と1時間48分。どう考えても5分弱時間が足らない。 こうなったのも全て自己責任。仕方ないので、限界まで走る。景色を楽しむことも、足が攣ることも気にする余裕すらなく、ただひたすら走り続ける。摩耶山頂手前には一軒茶屋のエイドスタッフが総出でお出迎え。摩耶山頂到着は関門4分前の14時26分。またも、関門ぎりぎり。程なく、芦屋公園を一緒に出発したE藤さん、Y上さんも到着。あとは、山を下りて街中を10キロがんばれば、約束のゴールだ。
疲労困憊の足には、厳しい下りでした・・・。残り8キロの新神戸駅前への到着が15時42分。街中は、信号待ちと人ごみの中を走るのがつらい。ゴールまで残り4.6キロの大倉山公園前への到着がなぜか16時21分。この3キロちょっとに40分近く要している。計算上、信号待ちを含めてキロ8分で走らなければゴール関門にアウトだ。時間内にゴールを目指して、ひたすら3人でゴールを目指す。
そして、鉄人28号の公園に向かう最後の左折点で、黄色のスタッフジャンパーを確認できたのが16時55分。スパワールドでリタイア宣言したtopさんだ。最終関門まで残り5分。ようやくゴールを確信。 鉄人28号を目の前にした信号でE藤さん、Y上さんが引っかかったのはご愛嬌。16時58分、芦屋公園から最後の旅を共に楽しんだ(苦しんだ?)3人一緒にゴール。 11月4日16時58分、最終関門の2分前に何とか3回目のゴールを果たし、O森さんとの約束を無事果たすことが出来た。
それもこれも、各地でサポートを提供していただいた方々、つらい時や苦しいときに時間を共有してくれたランナーの方々のおかげです。ありがとうございました。
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関西夢街道グレートRUN 320km【初夢】投稿者:
ココナッツ
投稿日:2019/11/12(Tue) 17:50
No.868 |
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まず最初に、ナビ&マリリンさん、そしてエイドスタッフの皆様、参加されたランナーの皆様方には色々とお世話になりありがとうございました。今回、完走記ということで投稿ができるのも「チーム夢グレ」の皆さんのお陰であることは間違いありません。
今回、初の夢グレということで、①9月の試走会と、②ゴジラ師匠とのワンツーマン試走会でコースイメージを勉強しました。試走でまず思ったこ とは、えらい大会(ヤバイという意味です)にエントリーしてしまったな!という印象。全て試走することが無理だったので、事前学習として自宅PCの地図と睨めっこしながらコンビニの場所等しっかり予習復習を行いました。この時点で、どこまで到達できるが全く読めないので、マイペースで最後まで諦めないことだけを考える。
11/2 7:30 紀見峠スタート とにかく関門時間オーバーにならないよう第一関門の法隆寺を目指す! 事前の試走でこのパートのコースイメージが分かっていたのが幸いして、試走の時よりもダイトレの登り下りの激階段が短く感じられ一安心しました。第一関門である法隆寺南大門へは16:45に到着。関門にはスタッフがいてチェックされるものと思っていましたが、スタッフ誰もいない?ここで、10分くらいあちらこちらスタッフを探して回るが見つからない!ヤバイと思って電話すると、この先のエイドに来てくれば良いとのこと。最初から電話すればよかった、余分に走っちゃったよ!
ここから先、石山寺までの第二関門は暗い中進むことになります。エイドで一緒になったベテランランナーと談笑しながら進みます。途中 単独走になったり、集団走になったりを繰返して宇治朝霧橋で師匠に追いつくことができました。西笠取峠の登りで睡魔が来て蛇行歩行となりましたが、この後 自然と5~6人の集団となってきました。石山寺山門到着 翌11/3 4:14ぐらい。
石山寺からびわこ湖畔終盤辺りで、だんだんと明るくなってきました。小関峠過ぎての24Hローソンで、朝補給しているとランナー小集団となりました。びわこ疎水では、地元ランナーが軽快に走っており、後ろからどんどん追い抜かれまくりでした。第三関門の宝ヶ池には 10:05到着
宝ヶ池を出発して、しばらく単独走となり京都市内の信号交差点で何回もストップ&ゴー! うーん、このちょこちょこ走がストレスになってくる。渡月橋手前から半端ない人混みとなってきたので、早く通り過ぎるためにダッシュする。渡月橋過ぎてからのコースがよくわからない迷宮コースで、地元の人と思われる人に(5~6人)地図を見せながら位置が正しいか確認するが、正しいかどうかよくわからない状況となってしまった。あれこれ15分くらいしていると、後方から師匠が現れて道合ってるよ! 正に助け舟でした。
何となくスパワールドまでは届きそうなイメージが湧いてきました! ただ、ここからザ・河川敷のオンパレードになります、御幸橋の200.8km地点のASに到着するや否や衝撃の一言が、、、、師匠がまさかの??? 訃報連絡が入ったとのことで強制離脱されてしまいました。ここからは、師匠の分までと思い暗い河川敷のなか前に進むが変わらない景色に進んでる感が全く無い!じりじりと走り続けてようやくビル群が近づいてきた!早くスパWで汗を流したい! 関門15分前の23:45に、奈良県のU部さんと一緒にスパWの階段頂上に到達!
ここまで来たら絶対完走したい思いが募ってきました。翌11/4 2:20 に、きりんさん、Y下さんと3人でスパW発、渡船場までの21.3kmをほぐしランで進む、途中のループ橋で前後にランナーがいるのを確認しながらマイペースで進む。渡し舟を降りてから、芦屋公園までの22.4kmを2時間50分以内で走るのがキーポイントということを聞いていたので、船降りてから必死に走る!既に260km以上走ってきてからのこのペースはしんどいのと、西宮市内ではまたもや信号交差点で何回もストップ&ゴー! 芦屋公園の関門は、6分前の 9:24に到着。
正直ここまで到達できるとは思っていなかったので、ここから先の六甲山山頂への往復ビンタのコースは勉強不足でした。ここはベテランランナーのY下さん、Y上さんに食らいついて行く!六甲山頂へは祝日ということもありハイカーで大混雑、山頂到着目安時間を45分オーバー!! ヤバイ!! この先 六甲山頂から摩耶山までのパートは、9.8kmありますが今回の夢グレでこの区間を一番一生懸命走ったと思います。あとは、鉄人28号まで時間内に滑り込みたい!! 神戸市内ではみたび信号交差点で何回もストップ&ゴー!制限時間2分前の 16:58に 3人で鉄人28号に到達することが出来ました! Y下さん、Y上さんありがとうございました。超絶楽し過ぎる 3日間を過ごすことが出来ました。
最後に、このレースに携わるすべての人に感謝をです!一週間経った今、来年が待ち遠しいと思っているのは自分だけではないと思います!!
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正に名は体を表す!グレート『最上級』な大会投稿者:
きりん
投稿日:2019/11/11(Mon) 11:20
No.867 |
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マリリンさん、ナビさん、そしてスタッフの皆様。3日間本当にありがとうございました。 3年ぶり3度目の夢グレ、今回もとても楽しかったです。走り終わって一番に思うのは、今年のエイドもものすごかったなぁって事。もしかしたら過去最高なんじゃないか?こんなにバリエーション豊かなエイド食は他では考えられないです。スタッフの方の細やかな心配りと相当大変だったであろう準備に大会中も走り終わった今も頭が下がる一方です。本当に感謝です。ありがとうございました。 こんなに充実したエイドがあるからこそランナーは自分の力を何倍にでも増幅させ走ることができます。心と身体に活力を入れてくれるエイドオアシスに何度も救われ、癒され、背中を押して頂きました。 走りながら考えました。 走る方もそれをサポートする方も何がそこまで意識を高めてくれるのだろうか?と。 この夢グレと言う大会。情熱がなきゃ絶対完走なんかできない大会です。ではその情熱って何? 無い頭をぐるぐる回して思うのは『なんとかしたい、なんとかしてあげたいって強く願う気持ち』なんじゃないかなって。それが創意工夫を生み自分が可能なあらゆる事態を想定した作戦を練るんだとも。 そして、どれだけ情熱を持って準備をして、 どれだけの思いで大会当日を迎えるかだと、 なんとなく自分は考えます。 それはランナーもスタッフの方も同じ。同じ気持ちで準備して同じ時を共有できる素晴らしさがあるからこそ、この夢グレは両者とも凄く纏まった一体感が有るんだろなって。もしやこれがジェイミー・ジョセフヘッドコーチが求めたラグビー日本代表にも共通する『ONE TEAM』の精神なのではないのか?なぁんて思ったりもしました。 事実、走ってるランナーもそれを送り出してくれるスタッフの方も正に『ONE TEAM』だったと思います。そうなれたからこそ6人のランナーがゴールまでたどり着けたのだと思います。
なんかちょっとカッコ良くうまいこと言えんかなぁと頭を捻り出しましたが自分にはこれが限界でした!(笑) と、とにかくエイドでの一体感は半端なかったです! やっぱやめられんね。夢グレは。 こんなに楽しい時を味わってしまったら。そりゃ中毒にもなりますよ!こんなにキツイって分かってるのに来年もまたあのスタートラインに立って鉄人の待つゴールを目指したいってつい考えてしまいます。
でもね、本音を言うと、できたらこんなジャンキーにはなりたくなかったです(笑) 心の中ではいつも思ってます。こんな中毒はイヤだと。早く改正して真っ当な人間に戻りたいって(笑)
でもさ、なんてったってこの大会の名前は『関西夢街道グレートRUN』ですもんね。よくこんなネーミングを考えたものです! 名は体を表します。 ベターでもベストでもない。スーパーを超えた最上級!超グレートな大会。それが『関西夢街道グレートRUN』です。
夢グレは誰でも挑戦できる大会。 絶対に完走してやる! 絶対にやっつけてやる! って、熱い気持ちを心に宿し、それに向けてしっかり準備すれば必ず鉄人28号に祝福してもらえるはずです!
ただ一つ言える事は、 参加を決めたからには、腹をくくって準備をしなさい!ってこと。 人が何かを成し遂げる為に大切なのは、腹をくくれるかどうかです。
今回残念な結果に終わったランナーさん、まずは全てを受け入れて、次回はしっかり腹を括って準備してきて下さいね!
挑戦する気持ちと熱い情熱を持ってまた来年紀見峠駅で会いましょう!
最後にもう一度。スタッフの皆様、ランナーの皆さん、そしてマリリンさん、ナビさん。今年も至極の時をありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
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6回目のユメグレ投稿者:
top
投稿日:2019/11/09(Sat) 18:12
No.866 |
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2019ユメグレ スパーランドでリタイヤしました。244㎞41時間の旅でした。 体力的にはアップアップでした。渡船場まで20数キロ6時間歩いて行こうかと思いましたが、 体はお風呂に入る方を選択していました。今年は7月に足の故障で夜叉が池全部歩きました。 その後の練習は徐々にできてそこそこ走れたんですが、十分ではなかったようです。 スパーワールドまでの足しかなかったということでしょう。ゴールでは有志6名の到着を東さんと 見守っていました。それは、いろいろな皆さんと歓談できとても楽しかったです。 (少し泡も入っていました。笑い) エイドの皆さんにはとてもお世話になりました。私の無理な注文にもこたえてくれて 中gawaさん、小daさん、エイドの皆さん ありがと~~~感謝、感謝です。 これに懲りて、来年はサポートをしようかなと ナビさんにも勧められましたが、どうも 往生際がよくないどうです。少しやり残したことがあるような気がすんるので 来年も楽しいひと時を経験したいと思います。ナビさん、マリリンさん、どうぞご理解お願いします。
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3度目の正直投稿者:
りょうさん
投稿日:2019/11/06(Wed) 11:50
No.865 |
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過去のしんどさは何だったのか?という位気持ちよくて楽しく走れた今年の「夢グレ」。 たしかに気持ちが高揚していたのかもしれないが、今年は今までとは明らかに準備の時点から何もかもが違っていました。ナポレオンヒルの「思考は現実化する」という有名な言葉がありますが、夢グレ完走を常にイメージしながの日々のジョギングで、今日は木津川の河川敷を走っているイメージ、また山をジョギングしてるときは水越峠の檄階段を上っているイメージなどなど、、3ヶ月間のトレーニングは(完走をイメージし続けること)でまさにその通りの結果になったのではないかとおもいます。試走も全区間を5回に分けてやりました。そのうちの嵐山~スパワールド間は、昨年完走された「なっかんさん」と六甲山~ゴールまでは、夢グレ経験者で芦屋川在住の「貫太郎さん」と試走にお付き合いいただきました。その中でも完走経験者の「なっかんさん」には、給水のポイントや負荷がかかりにくい走り方など、いろいろ指南していただきました(^^)
さて、いよいよ本番。 前日は少し早めになんば付近で宿にはいり、しっかりと夕食を済ませて、明日に備えぐっすりと就寝。 当日の朝は早めに起床し、軽量化(笑)もしっかり済ませて戦闘服にチェンジ。南海電車には夢グレランナーらしき方もちらほら。紀見峠駅に到着すると、何とも言えない感覚と共に「これから始まる旅」に気持ちが高揚しました。
そしていよいよスタート! 私はロードよりもどちらかというと山の方が得意なんですが、不得意のロードも走り込みのおかげで脚が勝手に前にでるでる(^^) 今回は幸運にもしぶしぶさん、きりんさんお二人に信貴山あたりから抜かれてはエイドでまた追いつくの繰り返しで、最後までトップランナーの方の「ギアの入れどころ、抜きどころ」が垣間見れたことが、このレースの最大の収穫でした。 最初と最後に1000m前後の山岳を含めた320キロも走るこのレースは「準備が8割、本番1割、残りは運かな~」それくらいの準備が私には必要でした、あとは当日楽しむだけ!
最後にこの様な趣のある壮大なコースを走らせて頂いたナビさんマリリンさん、昼夜問わずエイドで心温かい料理を振る舞って頂いた先輩ランナーの皆様、一緒に走って頂いたきりんさん(速くくてほとんど追いつけなかったですが)そして今回参加されたランナーの皆様ありがとうございました!
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このプログラムは KENT 氏の yybbs を xoops(PHP) に移植したものです
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